始めよう!今日からできるエコライフ

身近な生活の中にも化学物質はこんなにある!!

「化学物質」と聞くと、ともすれば
「自分にはあまり関係がなさそう」
といったイメージを抱く方が多いかもしれません。

 

確かに、なんとな〜くですけど、
研究所や大学、企業で使われている物のような気がしてしまいますよね。

 

しかし、実際は、私たちの身の回りにも様々な化学物質が溢れています。
例えば、医薬品、化粧品、シャンプー、洗濯用洗剤、台所用洗剤、塗料、
掃除用品、プラスチック…。
歯磨き粉や調味料など、口に入る物だって化学物質の一種です。

 

日本国内に限っても、流通している化学物質は
数万種類に上ると言われているんですよ。
そのうち、日常生活で身近な代表的な化学物質は約354種類
PRTR物質といいます)。
1人あたりの換算では、
1年に約100kgもの化学物質のお世話になっていることが分かっているんです。

 

ビックリですよね〜…。

 

化学物質というと、どうしても「危険」「怖い」「健康に悪い」
といったイメージがありますので、エコライフを追求するなら
一切の化学物質を生活から排除しなければならないと
早合点してしまう方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、化学物質を利用することは悪い面ばかりではなく良い面もあります。
正しく使えば、私たちの生活に様々な利便性をもたらしてくれます。

 

事実、今では化学物質に全くお世話にならない生活をするなんて、
不可能に近いと言っても過言ではありません。

 

エコライフのために化学物質をタブー視するのではなく、
上手にお付き合いする方法を考えてみましょう。

化学物質のリスクとは?

化学物質と上手にお付き合いすることも、エコライフのポイントの一つ。
そのためには、化学物質が持つ「有害性」
「環境リスク」について正しく理解する必要があります。

 

■有害性とは?
化学物質の有害性とは、
化学物質が生態系に悪い影響を及ぼす性質のこと。
例えば、雑草や害虫駆除の目的で使われる殺虫剤や農薬は、
生態系のバランスを大きく乱してしまう可能性があります。

 

中学の理科で習ったように、
生物の世界には「食物連鎖」というものがあり、
たった1種類の生物の個体数バランスが崩れただけでも
全体のバランスが左右されてしまうのです。
(詳しくは、レイチェル・カーソン氏の『沈黙の春』を読むと良いと思います)

 

 

■環境リスクとは?
環境リスクとは、大気や川、海に放出された化学物質が、
生態系に悪い影響をもたらす可能性のことです。
この影響を未然に防ぐためには、
「どれだけの量の化学物質を摂取したのか?」
「どれだけ摂取するとどんな影響が出るのか」
「その化学物質がどれだけ放出されているのか」
…を管理して、
「今の状況はどれだけ危険なのか」を評価することが必要です。
これを、「リスク管理」と呼んでいます。

化学物質を管理するために

化学物質による悪影響を防止するために、
今では法律に基づいて様々な取り組みが成されています。

 

例えば、日本で製造・販売・使用される化学物質を管理する法律として
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」がありますし、
企業などによる化学物質の管理の改善を図るために
「化学物質排出把握管理促進法」という法律があります。

 

これは、化学物質が、企業の「どのような活動から」・「どのくらい」
環境に排出されたかを届け出る「PRTR制度」と、
化学物質を売買する際に成分や危険性、取扱い注意点などを記載した
説明書を提供することを義務付けた
「MSDS制度」の2つを柱とした法律です。

 

また、世界規模でも、
化学物質を適正に管理するための法制度が整いつつあります。
(例:EUの「REACG制度」等)

 

…このように、企業における化学物質管理は、
一般市民が思っている以上に厳しく徹底されています。

 

では、一般家庭ではどのように化学物質を管理することが
エコライフにつながるのでしょう?

 

最も大切なことは、「正しく使って」「正しく捨てる」ことです。
化学物質を使用しているものには、
必ず成分や取り扱い上の注意点が記載されていますので、
面倒くさがらずによ〜くチェックしてください!!

 

素人判断で、他の化学物質と混ぜて使ったり、
適正量を超えて一度に多く使ったりするのはNGですよ×

 

エコライフをサポートしてくれる味方として、
化学物質と上手にお付き合いしていきましょう。

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