始めよう!今日からできるエコライフ

生物多様性とは?

「生物多様性」という言葉、最近よく耳にしませんか?
エコライフ意識の高い方は、
おそらく環境問題についての情報収集もぬかりなく行っているでしょうから、
「そんなの常識だよ」って笑うかもしれませんが…。

 

比較的最近よく耳にするようになった言葉ですので、
「なんのことやらさっぱり」
という言う方もいらっしゃるかもしれません。

 

生物多様性についての問題は、エコライフとも関係の深い言葉ですから、
ぜひ正しく認識しておいて欲しい問題です。

 

 

生物多様性とは、文字通り、生命の多様性を表す言葉です。
ご存知の通り、地球上には様々な生物種が存在しており、
その数は少なくとも1,000〜3,000万種と言われています。
私たちが一生のうちで出会う生物なんて、そのうちのごくわずか。
名前すら知ることのない生物のほうが多いくらいです。
これら多様な生物種の活動が、生態系のバランスを支えているわけです。

 

ちなみに、「生物多様性」という言葉の中には、
「種」の多様性だけではなく
「遺伝子」の多様性という意味も含まれています。
それはつまり、同じ種の生物であっても異なる個性があるということ。

 

環境の変化などに対応して種の絶滅を防ぎ、
生命の鎖を未来へつないでいくためには「抵抗力」が必要です。
そのためにも、遺伝子に多様性を持たせることが必要なんです。

 

人間だって、色んな人がいますよね?

 

人種の違いをはじめとして、精神的・肉体的にタフな人もいれば、
もろくて繊細な人もいます。
物の考え方や行動パターンも人それぞれ。

 

あなたの個性も、一種の「生物多様性」なんですよ!

失われつつある生物多様性の危機

現在、確認されているだけでも
地球上には約175万種もの生物種が生きています。

 

しかし、近年、この生物多様性が
異常なスピードで失われつつあることが問題視されています。
ここ100年間の生物種の絶滅速度は、
過去の絶滅速度の1,000倍を超えていると指摘されているほど…。
今はまだ絶滅には至っていないものの、
「絶滅危惧種」として絶滅の危機を指摘されている生物種も
世界で15,600種に上っています。
(2004年 国際自然保護連合のレッドリストより)

 

生物多様性がこれほどまでに急激に失われつつある背景には
どのような原因があるのでしょうか。

 

現在起きている生物多様性減少の直接的な原因としては
次のようなことが挙げられています。

 

 

生物多様性減少の原因@ 生息環境の変化
地球温暖化や化学物質による汚染、森林伐採、森林開発、乱獲…等、
人間の活動が原因で棲む場所を奪われる生物が増えています。
特に、地球上の生物種の約半数以上が生息すると言われている
熱帯雨林の減少は、生物多様性にも深刻な影を落としているようです。
毎年、日本の面積の約4割にも相当する面積の熱帯雨林が失われていて、
今後四半世紀の間に4〜8%もの生物が絶滅するのではないかと
指摘する専門家もいます。

 

また、地球温暖化などの気候変動の問題も深刻な影響を与えており、
地球の平均気温が1.5〜2.5℃上昇すれば
20〜30%もの生物種が失われる可能性があるというデータもあります。

 

 

生物多様性減少の原因A 外来種の侵入
外来種とは、本来はその場所にいるハズのない生物のこと。
例えば、人がペットとして飼育していた生物を
不用意に近所の森や川に放してしまったとしたら、どうでしょうか?
元々その場所にいた生物にとっては、
まるで「外国人が来たぞ〜」みたいな大事件!
言葉も通じなければ、その生物から身を守る方法も知りません。
その場所の食物連鎖のバランスが大きく崩れてしまうことは
容易に想像できますよね。

 

外来種と在来種の交流によって
遺伝子が撹乱してしまうという問題も考えられます。
国内では、ブラックバスによる在来魚の減少や、
マングースによるヤンバルクイナの減少などが問題視されていますね。

 

自分が飼育しているペットや栽培している植物の管理に
責任を持つことも、エコライフの一部です。

 

 

生物多様性減少の原因B 水質汚濁
工場や家庭から出る排水が川や海を汚してしまえば、
当然のことながら野生生物の居心地は悪化しますよね?
特に、洗剤をはじめとする化学物質による影響は深刻で、
生物を絶滅されることにもつながります。

 

洗剤をなるべく使わないエコライフを心がける、
使う洗剤は成分をチェックして選ぶ、
洗剤を使う場合は使用方法や廃棄方法をしっかり確認して
環境に負荷をかけない使い方を心がける…

 

私たちにできることはたくさんあります。

 

 

…ご覧いただいて分かる通り、
生物多様性が失われつつある現状の背景にあるのは、私たち人間の活動。
環境に負荷をかけないエコライフを心がけることはもちろん大切ですが、
まずは1人1人が
「自分たちの活動が他の生物を苦しめている」
という自覚を持つことがファーストステップなのではないでしょうか。

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