始めよう!今日からできるエコライフ

森林と海

森
休日を山や海で過ごすことも、エコライフの取り組みの一つ。
「私は山派」「俺は海派」…と、
山が好きな人もいれば海が好きな人もいて、
行動パターンは分かれてくると思います。

 

でも、地球の立場に立って見てみると、
山と海を分けて考えること自体がナンンセンスなこと。
山の森林と海が密接な関係にあることは、
エコライフピープルにとっては常識ですよね(笑)?

 

森林と海は、遠く離れていてもつながっています。
なぜなら、森林の栄養分を川が海に運んでいるから。
森林から川の力によって海に流されてくる鉄は、
ちょっとした特徴があるんです。

 

森林で発生する枯木や枯葉などは土の中の微生物によって分解され、
そこから腐植土が形成されます。
この中に含まれる「フレボ酸」という物質が、土壌中の鉄と結合すると
「フレボ酸鉄」という物質になるのですが、
コレ、プランクトンや海藻にとって非常に吸収しやすい物質で、
成長に欠かせない物質なんだそうです。
植物の身体にとっての必須元素であるN(窒素)、P(リン)は、
Fe(鉄)がなければ植物の身体に取り込むことができないんです。

 

森林で生まれた鉄分が川を通って海に運ばれる。
すると、魚介類はこの栄養素豊富な場所に集まってきますし、
海藻もよく生育します。
そしてやがては魚の産卵場所となり、稚魚の餌場となり…。
海の命を育む大切な場所になるというわけ!

 

自分が今踏みしめている森林の土が、
遠く離れた海の中で多くの命を育んでいる。
水はつながっている、命もつながっている。

 

そう思うと、自分自身も壮大なスケールの循環の中に生きているんだと
いうことを実感して胸が震えます。

 

自然の壮大さに畏怖の念を感じることも、エコライフを推進する
一つのきっかけのなるのではないかと筆者は思います。

日本は森林に恵まれた国

みなさん、この地球上で
森林が占める面積はどのくらいなのかご存知でしょうか?

 

地球上に存在する森林の面積は、約3,900万km2。
これは、陸地面積の約30%に相当します。

 

日本の場合、車でちょっと遠出すれば簡単に森林を目にできますから、
森林がどれほど貴重な資源であるのか
イマイチ実感が湧かないかもしれません。
しかし、本来、森林はどこにでも存在できるものではありません。
雨量や気温、湿度など、気象条件による影響を強く受けるものなので、
限られた場所にしか存在しないものなのです。

 

我が日本の場合、国土面積の実に66%が森林!
これって、世界的に観ると非常に珍しく、贅沢なことなんですって!!

 

しかも、南北3,000kmに渡って伸びる地形のため、
地域によって寒暖の差が生じ、
地方によって異なる特徴を持つ森林を見ることができます。

 

具体的には…

 

沖縄:熱帯性の植物を含む常緑広葉樹の森林 (シダなど)

 

九州〜西日本: 常用広葉樹の森林 (シイ、タブ)

 

東日本〜北海道: 落葉広葉樹の森林 (ブナなど)

 

北海道の北部および高山地帯: 針葉樹の森林 (エゾマツなど)

 

たまの休日、山に出かけて森林浴…というのもエコライフの一つの形!
たまにはちょっと遠出して、家族でエコライフを楽しんではいかがでしょうか?

今、森林が危ない!!

日本ではあまり実感が湧かないかもしれませんが、
近年、森林の伐採による環境破壊が深刻化しています。

 

とりわけ重要なのは、赤道周辺の国々に分布している熱帯林の森林。
なんと、地球全体の森林面積の約半分を占めているんです!

 

熱帯林は、生命の多様性が豊富で、
肉眼では確認できない微小な生物から堂々と闊歩する大型の動物まで、
数多くの生物たちが生息しています。
また、植物たちは活発に光合成を行って大量の酸素を作り出していますので、
熱帯林は「地球の肺」という別名で呼ばれることもあります。

 

熱帯林の中でも、特に注目される機会が多いのは、
「マングローブ林」と呼ばれる森林。
これは、大きな川の河口など、海水と淡水が入り混じる沿岸部に生息する森で、
森林と海の両方の生態系を持つことが知られています。

 

しかし、近年は、非伝統的な焼畑耕作や薪炭材の過剰伐採、
過剰な農地転用、過剰放牧、過度の商業用伐採、
エビ養殖場の乱開発(マングローブに限る)…などの影響で
森林の破壊が進んでいます。
特に、アフリカや南米で顕著であり、この問題の背景には
途上国の貧困や急激な人口増加などがあると言われています。

 

だからといって、
「じゃあ、先進国は関係ないや」
と知らん顔をしていられるほど簡単な問題ではありません。
地球上の森林が失われていけば、
地球全体の生態系や気候が変動して日本だって大きな影響を被ります。

 

最近では、「持続可能な森林経営」という考え方の元に、
先進国主導で国際的な取り組みが成されているようですね。
私たち1人1人も、身近な地域の緑化活動や植林活動に参加するなどして、
エコライフに努めましょう。

 

1人1人のエコライフの取り組みはごく些細なことでも、
それが未来の森林を守るための大きな一歩になるのですから…。

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